乳幼児や小児はよく汗をかきます。皮膚へ供給される水分は大人に比べて多いと考えられているため乾燥肌ではないと思われがちですが、実際には保湿成分である皮脂の分泌が少ないため、ドライスキンになりやすいのです。この傾向は男性ホルモンが分泌される思春期まで続きます。アトピー性皮膚炎では角質細胞間脂質・セラミドの量が少ない等の理由によりこのような皮膚の乾燥を起こしやすくなっています。1)
皮膚の水分は、発汗・不感蒸泄・湿度により供給されますが、ドライスキンの状態では皮膚の保湿力が低下しているため、外用剤などで皮膚の保湿成分を毎日補ってあげることが大切です。