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ノロウイルスとは
 
幅広い年齢層において感染性胃腸炎の原因となるウイルスで、特に冬季に
多発します。100個以下という少量で人に感染し、腸管内でウイルスが増えます。
患者のふん便や嘔吐物には1グラムあたり100万個から100億個もの大量の
ウイルスが含まれています。

 
経路1
人のふん便中のノロウイルスが、下水を経て川から海へ運ばれ、二枚貝の
内臓に蓄積されます。それを、十分に加熱しないで食べると感染します。

経路2
ノロウイルスに感染した人が、十分に手洗いを行わずウイルスが手についた
まま調理をすると、食品 が汚染され、その食品を食べた人が感染します。

経路3
ノロウイルスを含むふん便やおう吐物を処理した後、手についたウイルスや、
不適切な処理で残ったウイルスが、口から取り込まれ感染します。
 
 
感染後、24〜48時間で、下痢、吐き気、嘔吐、腹痛、発熱などの症状が
でます。通常3日以内に回復しますが、ウイルスは感染してから1週間程度
ふん便中に排泄されつづけます。
 
他の微生物などと比べると熱に強く、85℃で1分以上の加熱が必要です。
逆性石鹸、アルコールの消毒効果は十分ではありません。塩素系漂白剤
の次亜塩素酸ナトリウムは効果があるといわれています。

参 考
1.IDSC国立感染症研究所感染症情報センター
 ノロウイルス http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k04/k04_11/k04_11.html 

2.感染症誌 80:496〜500,2006
  感染症誌 81:249〜255,2007

3.社会福祉施設等におけるノロウイルス対応標準マニュアル東京都福祉保健局
 http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/micro/noro_manual.html

関連リンク
1.国立感染症研究所ホームページ 
  http://www.nih.go.jp/niid/index.html

2.東京都福祉保健局 感染症対策
  http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/kansen/

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