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(財)日本体育協会 スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック
中央労働災害防止協会 熱中症を防ごう 熱中症予防対策の基本より 「知って防ごう熱中症」、「あわてるな、されど急ごう救急処置」
「暑いとき、無理な運動は事故のもと」
同じ気温でも湿度が高いと熱中症が発生する危険性が高くなります。
運動強度が強いほど熱の産生も多くなり熱中症の危険性が高くなります。 暑い場所で無理に運動してもトレーニングの効果は上がりません。 環境条件に応じた運動・休息・水分補給の計画が必要です。 「急な暑さは要注意」
熱中症は急に暑くなった時に多く発生していることから、梅雨の合間に突然気温が上昇した日、
梅雨明けの蒸し暑い日、合宿の初日には運動を軽減するなどして注意するようにしましょう。 暑熱環境での体温調節能力には、暑さへのなれ(暑熱順化)が関係していることから、暑さに なれるまでの数日間は、短時間の軽い運動から始めて、発汗量や体温の上昇にも注意しつつ 徐々に増やしていくようにします。 「失った水を取り戻そう」、「体重で知ろう健康と汗の量」
暑い時には0.1〜0.2%程度の食塩水を摂取しましょう。(食塩錠1錠につき水250〜500mL)
水分の喪失は運動能力や体温調節能力の低下につながるとして、毎朝の起床時に体重を 計って疲労の回復状態や体調を確認することや運動前後に体重を計って運動中に汗などで 失われた水分量を求めるように推奨しています。特に、運動による体重減少は2%を超えない ように水分を補給するようにしてください。また、競技の強度や持続時間にによって、望ましい 水分や塩分の摂取の目安を示しています。
「薄着ルックでさわやかに」
暑いときには軽装で通気性の良い服装にすること。
直射日光が有る場合には帽子を着用すること。 防具をつけるスポーツでは休憩中に衣服をゆるめてできるだけ熱を逃がすこと。
「体調不良は事故のもと」
疲労、発熱、風邪、下痢など体調の悪い時には体温調節能力が低下しているので、無理に運動
しないようにしましょう。 暑さに弱い人
体力が低下している人 暑さに慣れていない人 熱中症を起こしたことのある人 持久力の低い人(循環機能も低いので暑さに弱い) 肥満の人(学校管理下の熱中症発症事故の7割を占める) 日本体育協会「熱中症予防の運動指針」と日本生気象学会「日常生活の熱中症予防指針」の比較
日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針」 ver.1 2008年より
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