HOME 製品情報TOP 熱中症関連情報TOP

       熱中症の分類・症状と各症状における対応については以下をご参照ください。

分類

症   状
参考資料:熱中症の実態調査 
日救急医会誌 2008;19:309-21




対   応
参考資料:体温のバイオロジー
 体温はなぜ37℃なのか


重症度
T度
 めまい・失神
  一般的に水分や塩分の不足は認められない
 ことが多く、高温多湿環境に不慣れなものが
 起こしやすい症状で、急激な血圧低下や脳の
 循環不全が原因であるといわれています。
 日陰で楽な姿勢をとり、
 水分を十分に補給しましょう。

 何らかの原因となる疾患
 が隠れている場合があるの
 で、日頃からの注意が必要
 です。
 筋肉痛・筋肉の硬直・大量の発汗
  運動選手や肉体労働者に多くみられ、大量の
 汗をかいた後に痛みを伴う筋肉の痙攣が起こり
 ます。原因は二次的なナトリウムイオンの欠乏
 であるといわれています。
 涼しい場所に移動して
 十分な水分と塩分を補給
 しましょう。 
水分を250〜500mL補給
約250mLにつき食塩錠1錠
(Na濃度0.1〜0.2%の水分)

U度
 頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・
 倦怠感・虚脱感(熱疲労)
  多量の発汗が続き水分や塩分の補給が充分
 でない場合に脱水や電解質異常が生じて起る
 といわれています。体幹温度の上昇(<40℃)
 を伴う脱力感、悪心、苦悶、めまい、失神、頭痛
 などの虚脱症状。
 涼しい場所に移動して
 十分な水分と塩分を補給しま
 しょう。
 水分を250〜500mL補給
 約250mLにつき食塩錠1錠
 (Na濃度0.1〜0.2%の水分)
 医療期間を受診して、
 治療を受けましょう。
V度
 意識障害・痙攣・手足の運動障害
  最も重症で、死に至る場合があります。
 呼びかけや刺激への反応がおかしい、体に
 ガクガクと引きつけがある、真直ぐ走れない・
 歩けない等の症状を有します。中枢機能異常
 による精神錯乱、痙攣、昏睡等を伴う心発作等
 の症状が起ります。体幹温度40℃以上、体温
 調節異常による皮膚温上昇、発汗停止等が
 起こり、不可逆的な臓器障害につながります。
 医療機関を受診して、
 治療を受けましょう。



大洋製薬株式会社
TOP